第78回 正倉院展

奈良国立博物館 · 東新館・西新館 · 奈良 · –

毎年秋、原則17日間だけ開かれる正倉院宝物の展覧会。奈良国立博物館の出陳宝物一覧によれば今年は60件(うち初出陳11件)で、漆胡瓶、白瑠璃瓶、鳥獣花背方鏡など唐や西アジアにつながる宝物が並びます。観覧には原則として日時指定券が必要です。

深掘り音声ガイド

来館案内

開館時間
8:00–18:00 金・土・日曜日、祝日(11月3日を含む)は20:00まで。入館は閉館60分前まで(17:00、金・土・日曜日、祝日は19:00)。入替制ではありません。
休館
会期中無休。
料金
  • 一般 ¥2,000
  • 高大生 ¥1,500
  • 小中生 ¥500
  • キャンパスメンバーズ学生 ¥400
予約
原則として日時指定券の事前購入が必要です(無料対象の方を除く)。レイト割は月~木曜日は午後4時以降、金・土・日曜日、祝日は午後5時以降の入館枠に適用され、一般1,500円、高大生1,000円、小中生無料。枠に空きがある場合は館の特設窓口で当日の日時指定券を販売します(発券手数料200円/枚)。障害者手帳またはミライロIDをお持ちの方(介護者1名を含む)、未就学児などは無料。70歳以上の方も一般の日時指定券が必要です。団体券の販売はなく、1回8枚まで。変更・キャンセル・払い戻しはできません。展示会場への再入場はできません。販売はローソンチケット(Lコード57878)、CNプレイガイド(電話)、展覧会オンラインチケット(英語版あり)、美術展ナビチケットアプリ。9月4日から販売中。仏像館は改修のため休館中、青銅器館は無料です。
所在地
〒630-8213 奈良市登大路町50番地(奈良公園内)

情報確認日 · 当日の公式案内をご確認ください

出品作品 (12)

  1. 7. 漆胡瓶 作者不詳 · 巻胎 黒漆塗 銀平脱 把手は金属 銀製兵庫鎖をつく · 天平勝宝8歳(756)献納 · 正倉院宝物(北倉43) — まず横から輪郭を。鳥の頭をかたどった蓋と把手は西アジアの水差しの形、表面は東アジアの黒漆と銀の薄板です。
  2. 60. 白瑠璃瓶 作者不詳 · アルカリ石灰ガラス(無色) · 宮内庁の記録に年代記載なし · 正倉院宝物(中倉69) — まず色を見てください。高さ27センチのガラスの水差しは、透明に淡い緑を帯び、公式解説によれば一点のヒビもくもりもありません。
  3. 17. 鳥獣花背方鏡 作者不詳 · 青銅(銅70%・錫25%・鉛5%)鋳造 · 宮内庁の記録に年代記載なし · 正倉院宝物(南倉70) — まず中央の獅子形の鈕を見つけ、その周りの六頭の狻猊を数えてください。一辺17.1センチの方鏡ですが、重さは約1.9キロあります。
  4. 59. 狩猟文錦等雑貼 作者不詳 · 錦の断片の貼り交ぜ屏風(緑地・紫地狩猟連珠文錦を含む) · 宮内庁の記録に年代記載なし · 正倉院宝物(南倉179) — 連珠の円の中に騎馬の狩人を探してください。同じ文様が緑と紫の二つの地色に織られ、同じ屏風に貼られています。
  5. 26. 伎楽面 酔胡王 作者不詳 · 桐 一部檜 彩色(白 一部は赤・墨描) · 宮内庁の記録に年代記載なし · 正倉院宝物(南倉1) — 横に回って高い鼻と冠帽を見てください。この面が演じるのは酒に酔った胡国の王。宮内庁の記録では、これまでの出陳は1964年の一度だけです。
  6. 9. 紅牙撥鏤碁子・紺牙撥鏤碁子(9・10) 作者不詳 · 象牙 紅染・紺染 撥鏤 · 天平勝宝8歳(756)献納 · 正倉院宝物(北倉25) — 直径2センチに満たない碁石です。まず白い線で彫り出された花喰鳥を探し、それから紅と紺、二つの地色を比べてください。
  7. 14. 桑木木画碁局 作者不詳 · 散孔材 盤面は桑 他は紫檀貼 界線は象牙 花眼は螺鈿 盤面・盤側に木画 · 宮内庁の記録に年代記載なし · 正倉院宝物(中倉174) — まず盤面を。象牙の界線による十九路は現在の碁盤と同じです。次に視線を下げ、透かし彫りの床脚を見てください。
  8. 18. 梵網経 作者不詳 · 紙本墨書 本紙25張 表紙は紫紙に金銀泥絵 軸端は水晶 · 奈良時代 · 正倉院宝物(中倉34) — 巻頭から見てください。紫の紙に金銀泥で花文や山水を描いた表紙と見返し絵は、公式解説によれば奈良時代のものとして極めて貴重です。
  9. 29. 密陀彩絵箱 作者不詳 · 木製 黒漆塗 彩色(赤・黄) 油塗 · 天平勝宝4年(752)大仏開眼会で使用 · 正倉院宝物(中倉143) — 黒漆の地にめぐる鳳凰と怪鳥を探してください。この箱は752年の東大寺大仏開眼会で香を納めて献納されました。
  10. 33. 金銅幡 作者不詳 · 銅製鍍金 鍛造 · 宮内庁の記録に年代記載なし · 正倉院宝物(南倉156) — 長さ170センチの金属の幡を上から下へ見てください。透かし彫りの金銅板4枚が蝶番でつながり、段ごとに文様が変わります。
  11. 50. 藺筵 作者不詳 · 藺 縁・紐は緑絁 · 宮内庁の記録に年代記載なし · 正倉院宝物(南倉151) — 長さ261センチ、幅わずか29センチのイグサの敷物。今年の「近年の調査研究の成果」を伝える一点です。
  12. 42. 虹龍 人工物ではない · ニホンテン・コウベモグラ・カラス科の骨盤~左下肢・ハト科の複合仙骨および複合仙骨横板 · 11世紀中頃~12世紀中頃に生きていた個体(年代測定) · 正倉院宝物(南倉174) — 長さ23センチの「龍」は、研究によってニホンテンのミイラと判明しました。

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